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UC Irvine, The Paul Merage Schoolでの日常、Southern Californiaでの生活など、不定期に更新予定です。今後アメリカに留学される方の情報ソースとなれば幸いです。
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今回は今学期とっているNew Venture Managementという授業について。

この授業はベンチャー企業の立ち上げ、マネージメントに関わる幅広い知識を
養う目的のもと構成されており、アントレプレナーに求められる資質の話から
ベンチャー企業のバリュエーションの話まで多岐に渡るトピックを取り扱います。
僕は正直なところ、あまり自分で何かビジネスを立ち上げるということには
関心は無いのですが、マーケットのニーズを的確に把握し、それを新たな
商品としてローンチするといったマーケティングの観点からも何か学ぶことが
できるのではないかと思い、この授業を選択しました。

この授業、かなりきつい授業で、毎回のケースディスカッションに向けての準備、
さらにかなりめんどくさい課題が3回あります。先週はこのめんどくさい課題の
3つ目の提出があり、僕は同級生のMさんに助けてもらいながら、週末ほとんどを
費やして、何とか課題を終えました。3回目の課題は、この授業の教授が
実際、自分自身の企業が他の企業の買収を行った際のValuationについてでした。
ある企業買収する際にいくらで企業価値評価を行い、その資金をどこから
調達するかという問題です。僕は前述のとおり、新商品のローンチといったマーケ事に
興味があったので、今回の宿題で扱われるトピックには正直関心がなかったのですが、
そうも言ってられないので、散々文句を言いながらも何とか終わらせました。

この課題の提出があった授業において教授も「今回の課題は数字を扱いなれていない
生徒にとってはとてもタフなものだったと思う」とのコメント。正直大変でした。
「何でこんな課題せんとあかんねん」と思ったのが事実です。ただ、教授のコメントの
中に非常に納得できる内容がありました。「MBAホルダーに企業が求める力の
一つ(当然持っていると想定している力の一つ)にファイナンスの数字解析能力が
あり、今回の課題は2年間のMBAプログラムの中で必ず培っておかねばならない
力を養うものだったとのコメント。確かにそうなんだろうなと思います。僕は自分の
マーケ戦略策定の裏付けとして、データマイニング、データアナリシスを追及したいという
思いがあり、MBAを志したわけであり、数字の解析能力をしっかり養うことが
一つの大きな目標でした。今回の課題は直接マーケに関係する内容ではなかったですが、
数字から情報を読み取るという意味では大変意味のあるものだったのだなあと
遅ればせながら感じました。この授業、大変ですが、学ぶことが多い授業です。
The Paul Merage Schoolに進学される方には是非選択していただきたい授業です。
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さて、先日書いた内容の続編です。

年末に同一グループ内の2つの異なる企業から就職のオファーをいただき、
どちらの企業を選択するか年末年始じっくりと考えました。その結果、
Leading company (Company 1)にお世話になる決断を下しました。

私がLeading companyを就職先として選択した理由の内、
2つについて書きたいと思います。(実際には、さらに複数の選択基準が
ありましたが、業務の詳細に関する言及が必要であり、ブログという形で
公表することは望ましくないので)

1. Long-term goalが実現しやすい環境である
私は大学卒業後、通信会社で営業、マーケティングに携わってきました。
MBA修了後もこのコアコンピタンスの上にキャリアを構築していきたいと
思っています。ただ、マーケティングはあくまで私の短・中期的目標であり、
長期的には、企業価値を高めるためのSocial Marketingなどに関わる
Business developmentに従事したいと考えています。今回、私がオファーを
いただいた2つの企業はこのグループ全体の中核を担う2社なのですが、
Company 1のそのグループ全体に持つ影響力はCompany 2よりはるかに
強く、グループ全社的な戦略策定業務はCompany 1で行われることが
ほとんどです。当然、同一グループに属する企業なので、Company 2から
Company 1への人事異動は可能ではあるものの、やはり全社的戦略事を
扱う部署への道はCompany 1からの方が開かれやすいということでした。
この点でCompany 1は私にとってとても魅力的でした。

2. MBAの育て方・使い方に精通した企業である
先日の記事にも書きましたが、Company 1は継続的にMBA卒業生を採用し、
育ててきた企業です。Company 2にもMBAホルダーはいるようですが、
Company 1に比べるとその採用の歴史はまだ長くなく、MBAの使い方、
育て方についてはCompany 1ほど洗練されてはいない気がします。
私はMBA卒業時、ちょうど30歳になります。MBAを修了してから、35歳までの
5年間は最大の成長の機会になるのではないかと思っています。この5年間の
経験の価値を極大化させるには、MBAの育て方、使い方に精通した企業に
身をおくことは大きなアドバンテージになる気がします。

私はMBA留学時にも複数の学校の中から進学先を選択することになったのですが、
その時には、UCIに絶対的な魅力を感じていました。(この点については以前の
記事を参照ください)ところが、今回の企業選びにおいては、どちらの企業もとても
魅力的で、どちらを選んでも正解という状況、贅沢な悩みながら、とても苦しみました。
どちらの選択が良かったのか、それは今は分からないですし、今後も分からないでしょう。
ただ、自らが選んだ道で自分に力をつけるよう最大限努力するだけです。MBAを修了する
までの残り数ヶ月、よく遊び、よく学び、来る将来に向けて準備していきたいと思っています。
今学期は忙しすぎて、「よく遊び」はなかなか実現できていませんが。。。

長い間更新できずに申し訳ありません。

11月最終週のFinal Week、12月第一週のFinal Exam Weekを終え、日本に一時帰国。就職活動のため、東京に一週間滞在し、その後関西に戻ってきました。就職については、志望度の高い会社からオファーの連絡を受けることができ、いい年末年始を迎えられそうです。この企業、世界でグループ会社100を超える大企業なのですが、このグループ内の2社から声を掛けていただいております。どちらもいい企業なので、どちらに入社意思を表明するか頭を悩ませております。今回はこの二者択一をベースに、MBA修了後のキャリアの可能性について少し考察したいと思います。

【Company-1】

Company-1は業界のリーディングカンパニーです。現在に至るまでMBAをしっかり採用してきており、MBAの使い方、育て方をよく知っている企業だと思います。MBA修了後の一番の成長の機会をこの企業で過ごすことができることは大変魅力的です。ただ一つ懸念があるとすれば、この企業がその業界において絶対的マーケットリーダーというところです。マーケットリーダーがそのポジションを守るという目標の下に企業活動を展開する場合、なかなか大胆な戦略を選択することが難しくなる気がします。実際、私が過去に働いていた企業は業界トップの企業で守りの姿勢を貫いてきた企業でした。この点については、Comapny-2と好対照な部分なので、次の項目でも述べることにします。

【Company-2】

Company-2は日本では業界で20番前後の企業です。最近10年ぐらいは常に二桁成長を続けているという驚異的な企業。2010年までに日本で10番以内に入ることがほぼ確実視されています。MBAの採用については、Company-1に比べるとまだまだ実績不足といったところです。そのため、MBAの使い方、育て方についてはCompany-1より見劣りする可能性があります。ただ決められた道が用意されたいないということは、逆に言えば、より大きな成長の機会がある可能性もあります。また、この企業は今まさにマーケットのリーダーになるべく躍進している過程にあり、私が実際入社試験の過程でお会いした方々もみな大変勢いのある方達でした。このような勢いのある攻めの企業で、企業の成長に寄与する活動ができることは大変魅力的です。


実はこの記事を更新している今、既にどちらの企業にお世話になるかは決定済みです。決定に至った経緯については次回書きたいと思います。では


先週の木曜日の夜にカリフォルニアを出発し、ボストンキャリアフォーラムに参加してきました。僕のような私費留学生には卒業後の職探しの非常に重要なイベントです。このイベントに参加するために、様々な企業に応募したり、企業の情報調べをしたり、バタバタと忙しい日々が続いていました。

キャリアフォーラムは金曜の朝から日曜の午後まで3日間の開催になります。僕は金曜の朝一からインタビューの予約が入っており、日曜のフォーラム終了時刻までフル参加してきました。3日間で受けたインタビューの数は10社20回以上。結構早くオファーを出すインベストメントバンクやコンサルティング会社にはほとんどアプライしておらず、事業会社をメインターゲットにしていたこともあり、まだ企業からオファーは頂いておりませんが、最終面接のステップまで進んでいる企業もいくつかあり、今後どうなるのか不安ながら楽しみにています。

今回のキャリアフォーラム期間中には僕の中の志望度ナンバー1企業のインタビューも受けることが出来ました。この企業は米国の事業会社で僕はその企業理念にほれ込んでいます。幸い、計5回のインタビューをしていただくことができ、この企業に対する理解を深めるとともに、社員の方々の人柄に大変感銘を受けました。

僕は大学時代からサーフィンを続けています。今やライフスタイルの一部となっていると言っても過言ではありません。現在、僕の通うUniversity of California, Irvineは南カリフォルニアのオレンジカウンティにあり、学校から最寄のサーフスポットまで車で15分とサーファーにとってはこれ以上ない環境です。最近は結構忙しいので、週に一回ぐらいしか行けていませんが、少し余裕のあるときは週4~5回は海に行っています。(ただし中年サーファーに片足突っ込んでいるので、一回につき1時間半ぐらいしかサーフィンしませんが)

数校のMBAプログラムから合格を頂き、その中からこの学校を選んだとき、周囲は「サーフィン留学」と揶揄しましたが、確かにサーフィンをしながらMBAという動機は大きかったです。ただ、実際この学校に来て、サーフィン以外でも良かったなと思う点も多々あります。

1. 友人に恵まれた・・・サーフィンと関連するのですが、この学校に入学するネイティブはカリフォルニアローカルの人間が多く、幼い頃からサーフィンを続けてきた人間が何人かいます。僕もサーフィンをするということで、彼らとは損得勘定抜きでのいい人間関係を築くことが出来ました。こちらに来て痛感したことですが、やはり日本人は英語がうまくありません。もちろん、僕を含めて。未だに自分の思ったことを的確に伝えることができず、やきもきすることもしばしばです。その中で自分のアイデンティティを確立するには、何かに秀でていること、周囲の人間と同一の趣味を持っていることなどが役に立つと思います。僕はサーフィンを鎹にいい友達に恵まれたと思っています。

2. 未完成の学校である・・・これはプラスの面、マイナスの面の両方があります。ただ、僕自身は学校が未完成であるがゆえに経験できることに価値を見出しています。僕は現在、The Paul Merage School of BusinessのJapan Management Associationというクラブの代表者を務めています。このクラブは二つの大きな目的の下に存在しています。一つは我がビジネススクールに優秀な日本人学生を誘引すること。もう一つは南カリフォルニア地域における日系ビジネスのプレゼンスを高めることです。後者の目的には、学校関係者(学生、職員、教授陣)の日本ビジネスに対する理解の向上も含まれます。恐らく完成されたビジネススクールの同様のクラブにおいては、過去に築かれ、現在に至るまで培ってきた様々な日系ビジネスとのコネクションがあると思います。しかし、我々の学校は歴史も浅く、これまでそれほど多くの日本人学生が入学したわけではないので、このネットワーク構築から始める必要があります。これは結構骨の折れる仕事なのですが、ネットワーキングは実際のビジネスにおいても大きな意味を持つことなので、いい訓練になっているのかなと思っています。

3. Teamworkを重視する学校である・・・この項目については、賛否両論があると思います。アメリカのビジネススクールの中にはCompetitiveな環境を売りにしている学校もあります。これは学生の卒業後のキャリアの方向性に影響を受けやすい気がします。I-Bankや証券会社のTraderなどを目指す学生が多い東海岸のビジネススクールは一般的にCompetitiveな環境である場合が多いのではないでしょうか。UC Irvineに関して言うと、卒業生に占めるFinanceキャリア選択は東海岸の学校に比べると思います。実際、私の周りで多いのは、Marketing、Operation志望の学生です。これらの学生にとって、チームで働くことはとても重要な意味を持ち、Teamwork-Orientedな学習環境は卒業後のキャリアの準備としては大変役立つと思います。私自身はMarketing専攻で、今後もMarketing系の職につきたいと思っているので、この環境は自分に合っているのではないかなと思っています。

他にもこの学校のいい点はありますが、今日はこの辺で。後日、またアップしようと思います。また、この学校の改善の余地についても言及したいと思います。

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HN:
Taco
年齢:
46
性別:
男性
誕生日:
1977/05/14
職業:
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